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インプラント専門医の視点|iCEED「エビデンスに基づいた安全な水平・垂直的硬組織造成術」2日間ハンズオンコースに講師アシスタントとして参加しました。

インプラント専門医の視点|港区・麻布・六本木・三田・赤羽橋・神谷町・虎ノ門のインプラント治療ブログ|[赤羽橋歯科矯正歯科]

2026年5月23日(土)・24日(日)の2日間、東京・愛宕グリーンヒルズMORIタワーにて開催されたiCEED「エビデンスに基づいた安全な水平・垂直的硬組織造成術ハンズオンコース2日間」に、アシスタントとして参加しました。

前回ご報告した5月10日のリッジプリザベーション(ARP)コースに続き、今回は硬組織造成術のより実践的・高度な内容です。講師は前回に引き続き、おだデンタルクリニック理事長・iCEED主宰の小田師巳先生。2日間びっしりと詰まった内容をご報告します。

iCEED 2026 東京 エビデンスに基づいた安全な水平・垂直的硬組織造成術ハンズオンコース2日間 小田師巳先生


このコースが扱うテーマの重要性

前回のリッジプリザベーション(ARP)コースでは「大規模GBRを回避するための予防的処置」を学びました。しかし現実の臨床では、すでに大きく骨が失われた状態でインプラントを希望される患者様も多くいらっしゃいます。そうした症例に対して、水平的・垂直的に骨を造成する技術は、インプラント専門医として避けては通れない領域です。

骨造成術は口腔外科の中でも難易度が高い処置のひとつです。特に垂直的造成は水平的造成より複雑で、術後の創の裂開リスクも高まります。今回のコースは、そうした難易度の高い骨造成術を「安全に、エビデンスに基づいて行う」ための体系的な教育を提供する、非常に密度の高い2日間でした。

骨造成術の成否は、術式の選択・材料の選択・フラップデザイン・縫合法、そして何よりも「創を裂開させないこと」にかかっています。どれか一つが不適切でも結果に大きく影響します。今回のコースはその全要素を体系的に学べる構成になっており、まさに日常臨床に直結する内容でした。


2日間の主な学習内容

1日目(5月23日・土)AM10:00〜PM5:00

  • 種々の硬組織造成術とそのエビデンス——水平的造成・垂直的造成それぞれの方法と、国際的な研究データに基づく成功率・合併症率の整理
  • 適切な骨補填材とメンブレンの選択——場面ごとにどの材料を選ぶべきかの判断基準。吸収性・非吸収性メンブレンの使い分け
  • 裂開しないためのフラップ減張法——創の裂開を防ぐための切開・剥離・減張の考え方と手技。骨造成成功のカギとなる重要パート
  • 裂開しないための縫合法——テンションなく閉創するための縫合デザインと手技。実際の症例をもとに丁寧に解説
  • 各種自家骨採取法——自家骨を採取する際の部位選択・器具・手技について

2日目(5月24日・日)AM9:00〜PM4:00

  • バイオガイドとピンを用いた水平的造成(実習)——コラーゲン製吸収性メンブレン(バイオガイド)とチタンピンを使用した水平的骨造成のブタ顎骨実習
  • PTFE(ネオジェン)を用いた垂直的造成・臼歯(実習)——非吸収性PTFEメンブレンを使用した垂直的骨造成の実習。臼歯部という難易度の高いケースを対象に
  • Tiハニカムメンブレンを用いた垂直的造成・前歯(実習)——審美的要求が高い前歯部への垂直的造成。空間保持性に優れたチタン製メンブレンを使用した高難度の実習

ここにセミナー写真を挿入(掲載可能なものがあれば)


講師アシスタントを通し、特に印象に残ったこと

「裂開させないこと」がすべての前提

2日間を通じて小田先生が一貫して強調されていたのが「いかに創を裂開させないか」という点でした。どれだけ精密に骨補填材を入れ、メンブレンで覆っても、縫合が裂開した時点でその骨造成はほぼ失敗に終わります。フラップの減張法・縫合法は、骨造成術の「華やかな部分」ではないかもしれませんが、成否を決定づける最重要技術であることを改めて痛感しました。

3種類のメンブレンの使い分けを体系的に理解できた

今回のコースの大きな特長は、バイオガイド(吸収性コラーゲン膜)・PTFE(非吸収性ポリテトラフルオロエチレン膜)・Tiハニカムメンブレン(チタン製非吸収性膜)という性質の異なる3種類のメンブレンを、それぞれ実習で使用できた点です。「どの状況にどのメンブレンを使うか」という判断力は、教科書を読むだけでは身につきません。実際に手を動かしてはじめて、それぞれの特性の違いが実感できました。

骨造成術は、習得に年単位の経験が必要な分野です。しかし、正しい手技と判断基準を体系的に学ぶことで、合併症のリスクを減らしながら適応症例を広げることができます。今回のコースで得た内容を、当院に来てくださる患者様のために着実に活かしていきたいと考えています。「骨が足りない」という状況を、可能な限り安全に・確実に解決できる選択肢を提供できる歯科医師であり続けることが目標です。


このブログシリーズの流れ

  • 第1回:インプラント専門医ブログ開始のご挨拶
  • 第2回:「骨が少ない」と言われた方へ——GBR(骨再生誘導法)とは
  • 第3回:抜歯後の骨は放っておくと痩せていく——リッジプリザベーションという予防の選択肢
  • 第4回:iCEED「大規模GBRを回避するためのリッジプリザベーション」コース参加報告(5月10日)
  • 今回(第5回):iCEED「エビデンスに基づいた安全な水平・垂直的硬組織造成術」2日間ハンズオンコース参加報告(5月23・24日)

当院は港区麻布十番・六本木・三田・赤羽橋・神谷町・虎ノ門・西麻布・元麻布・南麻布・麻布台エリアからアクセスしやすい立地にあります。「骨が足りないと言われたがインプラントを諦めたくない」「骨造成を含む治療計画について相談したい」という方のご来院をお待ちしております。

「骨が少ない・薄いと言われたが、本当に方法がないのか知りたい」
「安全に骨造成を行えるクリニックを探している」
そんな方も、まずはご相談ください。

CT撮影による精密な診査を行い、骨造成を含めた治療の可能性と見通しを正直にお伝えします。その場で治療を決める必要はありません。

[赤羽橋歯科矯正歯科] / 港区麻布 / TEL:03-6230-9900

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